本の紹介

最近、情報分析という言葉に興味を持っています。興味を持った理由は、元外交官の回顧録を読んでいて、面白そうだと思ったからです。

 

国際情勢判断・半世紀

国際情勢判断・半世紀

 

この方はすでに他界されました。安倍総理大臣のブレーンでした。

現役時代から引退後まで数十年にかけてようやく情報分析という仕事が完成すると言っています。インテリジェンスと言うととてもカッコよく聞こえてしまうのですが、長い間の積み重ねがないと著者のような活躍はできないのだと思います。著者のような人が居てこそ、ある意味で組織(社会)の利益が守られるわけで、この仕事の大切さのようなものを感じました。

 

これもKindleで買えてよかったです。

 

この本を通じて情報分析の方法論のようなものも見えてくるような気がしたので、何度か読み返しながら、情報分析と言う言葉を片隅に置きながら組織に仕えるというのも、一つの会社人生の進み方なのかな、とふと思ってしまいました。

 

えっと思ったのは、(以下、本の引用をさせてもらいますが)

私は分析課長以来、情報分析とは、とにかく公開資料を徹底的に読み解いて、国際情勢を見通すことにある、と確信してきました。

ということと、

当時、英国にビクター・ゾルザと言う共産圏が専門のジャーナリストがいました。中国で文化革命があると予言し、ソ連チェコに侵入するかどうかで世界中が緊張していたときに、「必ず侵入する」といったただ一人の人でした。この人は情報は四六時中、継続的に見ているが、ただし、公開情報以外一切見ないというやり方を貫いていました。

と言うくだりです。極秘の情報をつかまえてきて分析するのが、こういう人たちの仕事かなと思っていたので意外でした。